螺旋階段(別館)
廃墟と旅。古びた建物大好き!
軍艦島上陸
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廃墟マニアの聖地 軍艦島に上陸して来ました。

わりかし有名な島なので、マニアじゃなくてもご存知の方も多いと思いますが、この島は丸ごと廃墟です。
廃墟好きの私はこの島に憧れ、日記を読み返してみると、去年の4/9には既に上陸したいと思っていたようです。
この度 その夢が叶い上陸できましたので、その時の様子について書かせていただこうと思います。
軍艦島に渡るには、波が重要なポイントになります。
港が無く島の周りが壁で覆われているため、波が荒いと舟を接岸させることができないのです。
私が行く前に「運が必要」と言っていたのはこの波のことだったわけなのですが、1日目は波が荒くて渡れず、2日目は微妙なところでした。
渡し舟の船長から、舟を出すかどうかの判断するまで待機して、電話で連絡するよう指示されていたにも関わらず、私たちは直接船長のところに訪ねて行ってしまいました。しかも、女の私が一緒に。
船長はかなり機嫌を損ねた様子で「女の子は、よう上がらんぞ」と、吐き捨てるように言いました。 < 実はこの時、船長の「女の子」という表現に、私は密かに気をよくしていたわけですがw
でも、来てしまったものは仕方ないと思ったらしく、しぶしぶ舟を出してくれました。
私たちは舟が波で島にぶつかるタイミングを見て、舟から島へ飛び移るようにして上陸をしました。
島の印象は…。
丸ごと廃墟とは知っていたんだけれどもね、いやー、ホントに全部廃墟でしたわ。

写真に写ってる手前の建物も奥の建物も、全部廃墟。写してる私が登ってる建物も、もちろん廃墟。
誰も住んでない。もう、ハァハァ言っちゃうくらい、感動ですわ。
だけど、人が全くいないわけじゃ、無いのね。
一緒に島に渡った人、そして別の舟で島に渡った人、さらには島の破損状況を調べるために上陸した業者の人達。
私が上陸した日、3艘の舟で渡った合計15人以上の人間が、この島で活動してました。
狭い島なので、歩き回っているとちょくちょくそれらの人と顔を合わせることになります。
この島に渡ることは禁止されていて、業者の人と顔を合わせた時は、お小言をいただいたりもしましたが、幸い、そんなに厳しくは怒られませんでした。
この島は、台風の影響を大変受けやすいということで、建物の破損状況はかなりのものでした。
窓どころか壁自体が抜けてしまっている所や、屋根が崩れているところ、とにかくどこも、風通し&日当たりがいいのよね(笑)
お陰で、電気の通っていない建物の中を歩いていても、懐中電灯が必要なところは、そんなにたくさんはありませんでした。
でも、私としては、もっと人の生活の後が濃く残っていてくれた方が、よかったんだけどな。

こんな風に台所用品が残っているところは稀で、ガラスや板が散乱しているだけの部屋が多かったのは、残念でした。
建物はたいてい、隣の建物と渡り廊下のようなもので繋がっています。
高低差があるため、「この建物の9階と隣の建物の5階が繋がっている」というように異なる階同士が結ばれていて、方向音痴の私でなくても、建物の位置関係を覚えるのは難しいんじゃないかと思います。
迷路のような建物達はしかし、不思議なこの島によく似合っていて、とても魅力的でした。
私は、ここが廃墟でなくても、建築物としての興味を持ったと思います。
つまりこれは軍艦島の魅力のひとつでもあるわけなのですが、この高低差は体力的に非常にキツかったです。
出発する数日前から、私は近所の階段を登り降りして練習してみたりしてたのですが、そんなのじゃ全然ダメでした(当たり前かw)。
暑い中、ひたすら階段を登ったり降りたりすることに疲れ、私は何時間かしてダウンしてしまいました。
それから何時間か休んだ後、また少し島を見て回りましたが、隅々まで見ることはできませんでした。
やっぱり、体力は大事だなぁ…。だらしない自分が、悔しかったです。
島で撮った写真を見返してみると、「本当にこの場所にいたんだっけ?」と人ごとのような目で見てしまいます。
こんなすごい場所を知ってしまった今では、もう生半可な廃墟や古い建物では満足できなくなってしまった気がして、ちょっと怖いです(笑)
私を誘い、そして丁寧にガイドしてくださったTさん、ありがとうございました。
Tさんがいなかったら、私は一生、この島に行くことは無かったと思います。
本当に感謝しています。
なお、軍艦島に渡ったとネット上で公開しているたいていの人がそうであるように、私も、渡航手段等についてのご質問には一切お答えできませんので、悪しからずご了承ください。
また、上陸禁止の島ですので色々ご意見のある方もいらっしゃるとは思いますが、否定的な意見の方はぜひスルーの方向でお願いします。
廃墟マニアの聖地 軍艦島に上陸して来ました。

わりかし有名な島なので、マニアじゃなくてもご存知の方も多いと思いますが、この島は丸ごと廃墟です。
廃墟好きの私はこの島に憧れ、日記を読み返してみると、去年の4/9には既に上陸したいと思っていたようです。
この度 その夢が叶い上陸できましたので、その時の様子について書かせていただこうと思います。
軍艦島に渡るには、波が重要なポイントになります。
港が無く島の周りが壁で覆われているため、波が荒いと舟を接岸させることができないのです。
私が行く前に「運が必要」と言っていたのはこの波のことだったわけなのですが、1日目は波が荒くて渡れず、2日目は微妙なところでした。
渡し舟の船長から、舟を出すかどうかの判断するまで待機して、電話で連絡するよう指示されていたにも関わらず、私たちは直接船長のところに訪ねて行ってしまいました。しかも、女の私が一緒に。
船長はかなり機嫌を損ねた様子で「女の子は、よう上がらんぞ」と、吐き捨てるように言いました。 < 実はこの時、船長の「女の子」という表現に、私は密かに気をよくしていたわけですがw
でも、来てしまったものは仕方ないと思ったらしく、しぶしぶ舟を出してくれました。
私たちは舟が波で島にぶつかるタイミングを見て、舟から島へ飛び移るようにして上陸をしました。
島の印象は…。
丸ごと廃墟とは知っていたんだけれどもね、いやー、ホントに全部廃墟でしたわ。

写真に写ってる手前の建物も奥の建物も、全部廃墟。写してる私が登ってる建物も、もちろん廃墟。
誰も住んでない。もう、ハァハァ言っちゃうくらい、感動ですわ。
だけど、人が全くいないわけじゃ、無いのね。
一緒に島に渡った人、そして別の舟で島に渡った人、さらには島の破損状況を調べるために上陸した業者の人達。
私が上陸した日、3艘の舟で渡った合計15人以上の人間が、この島で活動してました。
狭い島なので、歩き回っているとちょくちょくそれらの人と顔を合わせることになります。
この島に渡ることは禁止されていて、業者の人と顔を合わせた時は、お小言をいただいたりもしましたが、幸い、そんなに厳しくは怒られませんでした。
この島は、台風の影響を大変受けやすいということで、建物の破損状況はかなりのものでした。
窓どころか壁自体が抜けてしまっている所や、屋根が崩れているところ、とにかくどこも、風通し&日当たりがいいのよね(笑)
お陰で、電気の通っていない建物の中を歩いていても、懐中電灯が必要なところは、そんなにたくさんはありませんでした。
でも、私としては、もっと人の生活の後が濃く残っていてくれた方が、よかったんだけどな。

こんな風に台所用品が残っているところは稀で、ガラスや板が散乱しているだけの部屋が多かったのは、残念でした。
建物はたいてい、隣の建物と渡り廊下のようなもので繋がっています。
高低差があるため、「この建物の9階と隣の建物の5階が繋がっている」というように異なる階同士が結ばれていて、方向音痴の私でなくても、建物の位置関係を覚えるのは難しいんじゃないかと思います。
迷路のような建物達はしかし、不思議なこの島によく似合っていて、とても魅力的でした。
私は、ここが廃墟でなくても、建築物としての興味を持ったと思います。
つまりこれは軍艦島の魅力のひとつでもあるわけなのですが、この高低差は体力的に非常にキツかったです。
出発する数日前から、私は近所の階段を登り降りして練習してみたりしてたのですが、そんなのじゃ全然ダメでした(当たり前かw)。
暑い中、ひたすら階段を登ったり降りたりすることに疲れ、私は何時間かしてダウンしてしまいました。
それから何時間か休んだ後、また少し島を見て回りましたが、隅々まで見ることはできませんでした。
やっぱり、体力は大事だなぁ…。だらしない自分が、悔しかったです。
島で撮った写真を見返してみると、「本当にこの場所にいたんだっけ?」と人ごとのような目で見てしまいます。
こんなすごい場所を知ってしまった今では、もう生半可な廃墟や古い建物では満足できなくなってしまった気がして、ちょっと怖いです(笑)
私を誘い、そして丁寧にガイドしてくださったTさん、ありがとうございました。
Tさんがいなかったら、私は一生、この島に行くことは無かったと思います。
本当に感謝しています。
なお、軍艦島に渡ったとネット上で公開しているたいていの人がそうであるように、私も、渡航手段等についてのご質問には一切お答えできませんので、悪しからずご了承ください。
また、上陸禁止の島ですので色々ご意見のある方もいらっしゃるとは思いますが、否定的な意見の方はぜひスルーの方向でお願いします。
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