螺旋階段(別館)
廃墟と旅。古びた建物大好き!
旅0014_Rhondda heritage park

観光地になったイギリス炭鉱跡。地下坑道ツアーでの「昔は小さな子供もここで働いていた」という話が、印象的だった。

トロッコに書かれた "THE LAST DREAM OF COAL" という文字。
この施設の地下坑道のガイドツアーに参加した時、ガイドさんから「日本には、まだ炭鉱はあるの?」って聞かれた。
私は、日本に現役の炭鉱があるかどうか知らなかったし、英語でどう答えていいのかわからなかったから黙って首をかしげてたんだけど、ガイドさんは諦めず、私の答えを待っていた。
「多分無いと思う。」というような答えを搾り出した私に、「だよね。イギリスでもそうだよ。でもね、僕はまた、石炭の時代が来ると思ってるんだよ。」って語ってた。私の聞き取り能力が正しければ、多分ね。
(こういう時に、「英語で会話ができれば!」って、切実に思うのです。)
ガイドさんは、元炭鉱労働者らしいです。炭鉱がすごく好きなんだなーってのが、めちゃめちゃ伝わってきたよ。
ちなみに、日本に現役の炭鉱は、まだ、わずかだけどあるみたいね。私、嘘教えちゃったよ…。



これらもトロッコの仲間たち。線路に乗ってるから、そうでしょ?

なんかわかんないけど錆び錆びの機械。







こんなのが、屋外にゴロゴロ置いてあったw

螺旋だー!

ホルンみたいで、かわいい。

パイプもかっこいい。

なんらかの錆。

竪坑櫓、真赤に塗らなきゃダメだった?とも思うけど、それはそれで特徴的になってるからいいのかな。観光地だしね。

違う角度から見ると、2つ並んでるのがよくわかる。

緑のは、竪坑櫓とはまた違うもの?

煙突デカかったっす。

半円の窓がかわいい建物。

継ぎの当たった部分が気になる。外付け階段があったのかな?…にしては、ドアが無いなぁ。

資料館にて。
なんて装飾的なレジスター。

なんらかの機械。こちらもステキ。

すぐ近くの、カラフルな家たち。
炭鉱夫たちの家だったんじゃないかな?

この棚みたいなのは、ランプの充電器…だったと思う。
ランプと言えば…。
地下坑道のツアーの途中、ガイドさんが灯りを消した。
真の闇が私達を包んだ。
暗闇の中、ガイドさんは言った。
「想像してみて。この暗闇の中、ほんの小さな子供が、灯りひとつだけ持って、ドアの開け閉めの仕事のためにひとりで何時間も座って働いていたんだよ。事故に遭う子だっていたんだ。」
坑道は本当に暗くて。
暇つぶしにメールしたり音楽聞いたりゲームしたりもできなかったわけで。
そんな中、ただひたすら、ドア開閉の合図を待っていたであろう子供たち。
想像したら、涙が出そうだった。
今までに参加したツアーの中で、ガイドさんの説明が一番印象的だったのは、多分ここだなぁ。
あ、でも、ガイドさんの言葉は、私の推測なんで。
その場で書き留めたわけでもないので、聞き間違いだけでなく、記憶違いもあるかも。
ご了承下さい。


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Posted on 09:55 [edit]
category: イギリス
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2012
10/22
Mon.
22:21
塔子 | URL | edit
ミクシィでいただいたコメント
▲モハ200 2012年10月21日 10:07
石炭を液化して石油の代わりの燃料にしようと言う研究が、日本も含めて世界各国で進んでいますから、復活の目は無いとは言えないです。後はコスト的に商業化できるかどうかですね。
▲塔子 2012年10月21日 10:19
>モハ200さん
おー、復活の可能性は、あるのですね!!
課題はいろいろあるでしょうが、それでも可能性はあるんですものね。
もしも実現したら、あのガイドさん、喜ぶだろうなぁ…。
うれしい情報を、ありがとうございました。
▲LEVEL7G@日曜東フ14b 2012年10月21日 10:40
50年以上続けている石炭液化技術も凄いですが、粉炭噴射などの発電効率改善も実用化に向けて注目を浴びてますね 選炭技術の改善が根本にはありますし、個人用途以外ではまだまだ現役バリバリですね
▲塔子 2012年10月21日 11:12
>なな爺さん
石炭に関する技術は、向上を続けているのですね。
日本やイギリスでは採算が合わずに炭鉱を閉鎖したけれど、石炭自体は現役ということですね!
安い国から石炭を買っているという話を、前になな爺さんから教えていただいたような記憶があります。
もし採算が合う位に石炭の需要が増えて値段が上がれば、もしくは石炭を安く掘る技術が開発されれば、日本やイギリスでも炭鉱が復活するかもしれないですね!
情報ありがとうございました。
▲LEVEL7G@日曜東フ14b 2012年10月21日 12:10
日本でも今でも安価に採掘できる炭鉱はいくつか残っておりますよ
ただ、今の日本の規模ですと原材料は海外から輸入する方が
コストが圧倒的に低いという側面もあります
全てはバランスで成り立ってるというだけのことですが
▲塔子 2012年10月21日 15:42
>なな爺さん
安価に採掘できる炭鉱…「露天掘り」という形式でしたっけ?
今、検索してみて、
【坑道を掘るための安全対策に多額な費用を要するようになったこと、重機の性能が向上したことなどにより、北海道などで小規模ながら石炭の露天掘りが見られるようになった。】
という文章を、wikiで見つけました。
でも、輸入の方がコストがずっと安いのであれば、やはりあえて日本で炭鉱を続ける会社は、少ないのでしょうね。
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